やさしい気持ちになるための日記

抑鬱持ち独身女性の素のままに

余談です【このブログを書き始めた経緯】

 

このブログを書こうと思ったきっかけは決して私は今までこんな辛い思いをしてきたんだー!!!!って伝えたいわけではありません。

むしろ、今までの私を曝け出す事によって離れていってしまうのではないかと不安と恐怖でいっぱいです。

 

私はよく弱音をインスタグラムのストーリーに長文として載せてしまう癖があります。

ストーリーで長文を書くことをやめよう、もう今日でやめよう。これ以上載せたら読んでいるみんなを疲れさせて呆れられてしまうかも。また弱音吐いているって面倒な人って思われたらどうしよう。嫌われて離れちゃうかもしれない。私といると疲れるからもう会ってくれなくなるかもしれないと何度も何度も思いながら、それでもどうしても載せてしまってずっと辞められませんでした。正直気を抜けば今でも載せてしまいます。

 

周りの方がそんな酷い人ばかりだと思ってたの?!とかそういうのではなく、ただ単に人はどれほど優しい方でも何か些細なことがキッカケで気付かないうちに離れていってしまうと分かっているからです。

 

昔はその人からどんなに好かれていたとしても、今の私の姿を見て、今の私の状態を知って、そっと離れていく人は多いと思います。実際に鬱になって友人を失ったと言う方もたくさんいらっしゃいます。そのお話を聞くたびに私は全てを曝け出すことはとても怖かったです。

 

それでも中には全てを優しく受け止めて心配してくれる人がいる、生活を手助けしてくれる人がいる、温かい言葉をかけてくれる人がいる。その存在を知ったことで私は今生きています。

昔とは違う変わってしまった私に、変わらずに今まで通りに接してくれて、会ってくれる人がいます。

 

誰かに話すことで、一人で考えていたことがスッと少し軽くなって眠れなかった夜が眠れるようになったり、一人になることが怖かった時も全てを受け止めてくれる方がいると分かったおかげで一人の時間もリラックスして過ごせるようになりました。

 

それでも今でも、家族にはこの鬱状態だったことは話せていませんし、今、抑鬱状態で仕事を辞めたことも話せていません。未だに仕事を続けていると嘘をついています。また、初めてこのことを話す時は不安と恐怖で心臓はバクバクしちゃいます。

 

 

ですが、話す事によって救われる心もあるから私は周りの方に全てを話し、嫌われても離れられてもいいからという思いで曝け出すようになりました。当時の酷い状態だった時の私は、同じ経験をしてきた方のお話が一番の心の救いになっていたからです。

 

同じ経験をしてきた方の話を聞くことで、こんなにも辛い思いをしているのは私だけじゃないんだ。みんな同じなんだ。一人で抱え込まなくていいんだ。と思えるようになったり、同じ思いをしてきた方はよく「逃げることは甘えじゃないよ。時には自分を守る為に逃げることも必要だよ。」と言ってくれます。その言葉で私の心はすごく軽くなりました。

 

もちろん、辛くても逃げずに一生懸命毎日働いている方からしてみたら甘えと思われても仕方ないですし、精神が弱いと思われても仕方ありません。私以上に辛い思いをして働いている方も世の中には数えきれないほどいらっしゃるのも分かっています。それでも、私は自分の命の危機を感じて自分を守る為に逃げました。

 

逃げた後、後日職場にお礼の挨拶をしにいくと、職場の方はとても優しかったです。その優しさが更に苦しかったです。逃げた私に、弱い私に、そんなに優しくしないで。私のこともっと嫌いになって。辞めた後に今まで自分のことでいっぱいいっぱいで見えていなかった職場の方の優しさが見えるようになって、すごくすごく心が押しつぶされそうになりました。私はこんな優しい方たちのこと何も知らずに勝手に自己嫌悪して、勝手に自分のことを追い詰めて、勝手に暴走していただけなんだと思うと自分の心の狭さと醜さが嫌になりました。

 

中途で入社した職場についてはまた次回お話しをさせていただきますが、そちらの職場の方も優しかったです。ですが、周りの方の些細な一言や行動によって私の感情的にも色々とあり、結局そちらも精神的にも体調面にも症状が出てきてしまい、退職致しました。

 

だからこそ私と同じような経験をする方を少しでも減らせるように、周りの方だけではなく、知らない初めましての方からも見れるようにブログを始めました。

 

 

私はお話しをする事は大好きですが、日本語が下手くそすぎて周りに誤解をさせてしまうことも多くあります。

 

 

もしかしたら前の職場の方がいつかはこのブログに辿り着く時もあるかと思います。(無い可能性の方が高いですが)前の職場の方に限らず、もしかしたらこのブログを読んで不快に感じさせてしまうこともあるかもしれません。

 

ですが先程から載せている事は過去(当時)の気持ちです。

 

 

今、少しずつ精神面も回復してきて、毎日ほんの一ミリずつですが前向きになれるようになってきました。

 

 

今の私が思う事は、鬱になってでもその職場で働けた事、その職業として少しでも携われた事。私の駄目なところを指摘してくださった先輩方のおかげで自分の欠点に気づけた事。すごく良い経験になりましたし、鬱になったことでより一層周りの方を大切にしたいという気持ちが強くなりました。

なので、今も症状や治療は続いていますし、毎日情緒不安定で夜になると弱音を吐いてしまったり、泣いてしまうことが多かったり、一人で人目の多い場所に行くと呼吸が浅くなってしまうことがありますが、誰かのために私も生きていきたいのでもう「死にたい」なんてことは口に出さないと決めました。

 

今、ほとんど自宅で過ごしていて、たまに買い物に出かけた時に、人との触れ合いがあると泣きそうになってしまいます。例えば、今日の出来事で言うと、100円ショップのレジに並んでいた時に、前でお会計をしているおばあちゃんが傘を落としてしまい、それを拾って渡しただけで、おばあちゃんだけではなく、レジの方まで一緒に笑顔で「ありがとうございます」と言ってくれました。その瞬間、目頭が熱くなって泣きそうになったのを必死で堪えました。

 

誰かの人生にとって一ミリも残らないちっぽけな出来事であっても、たった一言「ありがとう」という言葉や笑顔がこんなにも私の人生にとって大きく心に残り、この笑顔を見れただけで私は今日も生きていて良かったと、人と触れ合える時間が減った事で言葉や笑顔の大切さの重みを感じることができました。

 

今の私は働くことが正直怖いです。

人が多いところに一人で行くなんて今の私には難しい問題です。

ですが、人を嫌いになったわけではありません。

昔からずっと変わらず、私は人が大好きです。

人も、動物も、みんな大好きです。

 

だからこそ、また、どんな形でもいいので人や動物の役に立てて、笑顔が直接見えるお仕事がしたいという夢に向かって頑張ります。

 

 

鬱になって失ったものもあれば、手に入れたものもあります。

 

 

余計なことも挟んでしまい長くなってしまいましたが、このブログを読んで少しでも心の逃げ場にしてくれると嬉しいです。

 

 

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りりべあ